廃材から燃料
・読売新聞 2007/1/17
「バイオエタノール・ジャパン・関西」これは、世界ではじめて廃木材を原料に自動車燃料用エタノールを製造する商業プラントである。総事業費40億円で、堺市西区に完成。年内に本格稼動し、年間4-5万トンの廃材を処理できる。その結果、1400キロのエタノールを製造する。バイオエタノールは植物アルコールを発行させ製造し、法律上3パーセントまでガソリンと混ぜての使用ができる。通常、サトウキビを原料とするが、ここでは、特殊な大腸菌を用いて、木材からエタノールを得る技術を開発事業化となった。環境省では「地球温暖化対策ビジネスモデルインキューベーター事業」として推進しているが、石油元売業界は、ガソリン、エタノールの直接混合は品質の悪化になるということで、混合用ガソリン供給に難色を示している。