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新聞からの木の豆情報

耐震木造校舎

・毎日新聞  2007/1/16
兵庫県と県教委は木造の耐震校舎の普及に本格的に乗り出した。一般的に延べ床面積が2000平方メートル以下の校舎では耐震工法でも、鉄筋コンクリート造より木造の方が建築費は低く抑えられる。また、校舎を新改築する場合、文部科学省から建築費の2分の1が補助されるが、廊下や階段などに木材を使うと林野庁からも材料費の2分の1の助成が受けられるのである。ほかに、木造校舎建設が林業の活性化につながることから森林の手入れも進み環境保全の面でも注目される。しかし、「耐震には鉄筋コンクリート造」というイメージが根強く、耐震木造校舎の普及には地元自治体の理解が不可欠となる。木造建築に詳しい橘田紘洋愛知教育大学教授(木材住居工学)の調査によると、木造校舎は鉄筋コンクリートに比べ眠気やだるさを訴える子供が少なく、注意力が増す。けがやインフルエンザ感染が少ない。教師の疲労度が少ないなどのメリットを指摘している。専門家の研究でも子供たちの健康に好影響を与えるとその効果を評価しており、同県は今後、小規模校を中心に耐震木造校舎の整備を進める。

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