大阪府吹田市にある万博記念公園を運営する万博記念機構は、京都府立医科大学、京都大学、高槻赤十字病院などと共同で「次世代型統合医療」の検証を進めている。これは西洋医学と園内の森林を活用した森林セラピーを組合わせた治療である。2006年10月からガン患者らの協力をえて検証を行っている。園芸、ヨガ、森林内散策などをしている。日々の治療が終えるたびにホルモンの分泌量、血圧などチェックしストレス変化を調べている。大きな癒やし効果は、健康や免疫機能の向上につながるとされているが、取り組みは始まったばかりである。2007年2-5月の予定で生活習慣病予備軍を対象にした調査結果も踏まえて、検証内容を学会で発表する。
