ギネス申請の「みかん」
・読売新聞 2006/12/2
大阪府千早赤坂村でミカン農家を営む松原氏は、7年前に糖度16度あり、1個300-400円で販売される温州みかんの存在を知り、高糖度ミカン作りに挑戦を始めた。初めは土壌改良、日当たりを良くする枝切りをして、12-13度が限界であった。その後水蒸気を通しても、水は通さない白色の特殊素材を地面に敷く栽培法を入れ、水分調節、光を実に反射させるなどで15度前後までになった。その後、本業であった造園業時代に学んだ樹木の育成方法を応用し、効率よく土壌から栄養分を吸収できる手法により、2005年12月に糖度20.3度を記録した。約1年をかけ書類を準備し、証拠写真とともに11月にギネスブックへ申請したのである。松原氏のみかんはブランド化され、スーパーなどでは、通常の2倍の価格で販売されている。また「これからもより甘くを目指し、栽培方法を研究していきたい」と張り切っている。