10メートルの高床建物の柱
・朝日新聞 2006/11/11
11月10日、鳥取県埋蔵文化財センターが、青谷上寺地遺跡において、1999年に出土した長さ7.24メートル、直径17センチの杉の丸太が高さ10メートルほと゜にもなる高床建物のはしらであったと発表した。中国の歴史書「魏志倭人伝」にも登場する古代の物見やぐら「楼観」の柱と推定される。出土された当時弥生期の護岸工事の材料と判断され4つに切られ、その後一部が朽ちて割れ5つの丸太になった。2005年に鳥取環境大学の浅川教授が専門の建築史の立場から注目し、分割材をつないで分析した結果わかったのである。