樹木伐採 被害拡大
・日本経済新聞 2005/1/10
文部科学省の現地調査によると、スマトラ沖地震とインド洋大津波の被災地では、防波堤近くまで建物が密集、また津波の勢いを弱める沿岸部の樹木を伐採していた。これが被害拡大につながっていたことがわかった。スリランカから帰国した京都大学巨大災害研究センターの河田署長によると大規模な津波による被害を防ぐ方法は、防波堤をいくつも構えたり、水深60メートルの沖合の海底に堤防設けたりすると効果がある。しかし建設費がかさむので、少ない費用で効果を上げる方法として、沿岸に植林しプランテーションを作る方法がある。