涙の縄文杉 屋久島荒れた登山道
・読売新聞 2005/1/1
旅行会社による「文化遺産も含めた国内の世界遺産で行ってみたい所(2003年のアンケート)」に一位にも選ばれる、屋久島。九州から南西へ60Kmに位置する場所にあり、1100万年前、花崗岩の隆起によってできたと言われる。世界遺産登録後は、島への入り込み客数は1.5倍にも増えた。中でも人気は「縄文杉」である。「縄文杉」を目指す登山客は年間5万人に達する。しかし、良い事ばかりではない。心ない登山客によって縄文杉の根は踏み荒らされてしまった。現在では約15メートル離れた先にデッキを設け、それよりの立入りを禁止しているが、縄文杉への登山道への荒廃に歯止めがきかず、樹木の根がむき出しなったところもある。環境省は、木階段の整備などの対策を行い。入山へのマナーを呼びかけるビデオをしないの施設や船内で上映している。