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新聞からの木の豆情報

恵みの山を守る

・読売新聞  2005/1/1
山形県の小国町は朝日連峰、飯豊連峰に抱かれた豪雪地帯で面積の9割が森林である。ブナ林伐採計画を阻止するため、地元の助川さんは1988年に「小国の自然を守る会」を結成し、自然保護団体と反対運動を展開した。その結果、朝日連峰では大規模林道「朝日-小国間」の工事が進められていたが、1998年12月に工事中止となり、飯豊連邦の伐採計画も1999年1月に撤回させることができた。 その後、飯豊・朝日連峰は世界自然遺産候補地の検討会で「多雪地帯の独特な生態系」と高い評価を受けることとなり、山形県は県内の自然や文化を見つめ直す「世界遺産育成プロジェクト」運動を始めた。しかし、助川さんは「最初から『世界遺産ありき』ではなく、自然が本来あるべき姿を残す努力をしてほしい」と訴える。

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