南森町の地名は森から・・
・毎日新聞 2006/10/6
大阪天満宮の裏手、大工門を入ってすぐのところに大将軍社がある。天満宮は949年創建、大将軍社はその前からあり、昔子のふたつは別々にあった。大坂夏の陣の戦乱を避け、天満宮が一時、吹田に疎開し、江戸時代初期に戻ったとき、大将軍社の周辺は戦火で焼け、回復できなかったため、社を天満宮境内に移し、現在に至っている。このふたつが別々にあったころ、天満宮周辺の森が「南の森」、大将軍社周辺の森を「北の森」と呼ばれており、これが「南森町」「北森町」という地名につながったのである。1978年に町名変更がおこなわれ、「南森町」に統一となった。