竹林と森林管理
・毎日新聞 2006/9/25
神奈川県横浜市の北港ニュータウンにある約2ヘクタールの市立公園は、荒れた竹林80%を占め、わずかなところからクヌギ、コナラなどの木がある程度であった。これをみて里山保全グループの平石さんらは増殖する竹林の手入れを始めた。しかし、竹の知識も専門書もないため、自らデーターを集めるよりしかなく、条件別に5種類に分け成長を比較し、その結果竹林の管理には間伐などの手入れが不可欠とわかったのである。また、われわれの生活の中から竹が消えるのと合わせて竹林が荒れ放題となったこともわかった。そこで1999年に「日本の竹ファンクラブ」を発足し全国初竹専門のボランティアである。現在の竹林は広葉樹林と共生し、貴重な緑地として住民に愛されている。