ブナの原生林の古道復活
・日本経済新聞 2006/9/6
1000年以上も昔、鶴岡と山形を結んだ60里越街道が開かれた。そして時代の流れとともに1904年には、国道が整備されたため必要でなくなった。しかし、このまま街道が埋もれてしまうのはもったいないということで、地元のボランティアたちが立ち上がり、道なき道を何度も歩いてルートを明らかにし、40キロにわたるガイドマップをつくった。この中で田麦俣から笹小屋跡までは街道のハイライトであり、ブナの原生林が続く。千手観音のように枝を四方に伸ばした千手ブナもある。