嵐山でアカマツ復活計画
・読売新聞 2006/9/15
1970年代以降に破壊した京都の東山や嵐山でアカマツ林を復活させようと、京都府と林野庁などは14日に「古都のマツの緑復活プロジェクト」をスタートさせた。嵐山で生き残ったアカマツ1本を親木にし、マツクイムシに抵抗力をもつ新しい京風アカマツを6年がかりで研究開発するという。京風アカマツとは、江戸時代の「京洛図」に描かれた幹の曲がりくねったものをいう。京都市内のアカマツはこれまでに9割がマツクイムシによって枯れてしまった。昭和30年代に東山では113ヘクタールあったが、現在は15ヘクタール。嵐山では、28.8ヘクタールが1本のみとなった。