オリンピックスタジアムに森を作る
・読売新聞 2006/9/13
2016年のオリピックの国内立候補都市として東京都が決定したことから、基本構想を建築家安藤氏が委嘱された。安藤氏の構想は、鉢を伏せたような形、屋根と壁は芝生と樹木で覆われ、スタンドの所々に風が吹きぬけるすき間を設けるといったもので、「海に浮いた森、人々が暮らす森のイメージ」と表現する。まず都心に「風の道」を通すことを提案。電柱を埋設し空いたスペースに街路樹、お台場沖のごみ埋立地には植林して「海の森」を作り、皇居、神宮外苑、明治神宮までを緑でつなぐ構想である。この森は国や自治体で作るのではなく、1本1本の苗木を市民や企業が持ち寄る市民参加型である。