腐朽から蘇生へ
・産経新聞 2006/8/19
大阪府東大阪市の石切剣箭神社の境内に幹回り6メートル、樹齢400-700年と見られるクスノキがある。一見どっしりとして迫力、勢いを感じるが、よく見ると枝先の葉が萎縮し相当弱っている状態である。と樹木医の岩崎氏はいう。岩崎氏は造園業を営む一方で、NPO活動に参加している。NPOでは府内の神社などから依頼を受け、仲間の樹木医とともに樹木の診断、治療に取り組み、このクスノキも治療をしている。樹木も人間と同じように特徴も育った環境などによって千差万別という。また、樹木医にも樹木の生態や土壌構造、気象などそれぞれの得意分野があるため、複数の樹木医で診断や治療に当たるのが理想的だという。