桜門橋苦肉の「木調」
・日本経済新聞 2006/8/11
世界遺産の姫路城で2009年度より始まる「平成の大修理」に先んじ、玄関口の大手門に架ける「桜門橋」が、鉄筋コンクリートとヒノキ材の混合となる。もともとの桜門橋は明治初期に撤去され、現在は内堀を埋めた土橋となっている。計画段階で姫路市は大型車両が通行できるよう鉄筋コンクリートで設計されていたが、市民からキ橋の復元を求める署名が1万件以上も寄せられ、構造は鉄筋コンクリート、目に付く所や手が触れるところは全て木材でラッピングすることになった。来年3月までには、長さ22m、幅7mの桜門橋が姿を見せる。