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新聞からの木の豆情報

竜田越古道里山再生

・読売新聞  2006/8/8
万葉集で「竜田山 見つつ超え来し 桜花 散りか過ぎなむ 我が帰るとに」と歌人大伴家持が詠んだことでも知られる竜田超古道は、地元自治体3市が1998年まで谷あいにごみを埋め立てられ、現在段々畑状の跡地約7.3ヘクタールに雑草が生い茂っている。柏原市は奈良の街並みを見下ろせる好立地を生かして公園設備を計画した。住民らも「家持が歌った花の名所を復活させよう」と「竜田古道の里山を花の山にする会」(約280人)を結成した。市民グループが中心になって植樹した桜、梅、桃は計500本。個人が若木にそれぞれのネームプレートをつけて世話をする「花木の里親」も次第に広がっていて、花が見ごろになる数年後には周辺を公園として一般開放する計画である。同会世話人の山田光男さん(60)は「ごみ処分場を市民の憩いの場に変える、夢のある計画。『吉野の千本桜』のような名所にしたい」と話す。柏原市は今年度、基本設計費として1500万円を予算化、2年後には休憩場や駐車場も整備する。

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