熱帯低木「キャッサバ」
・朝日新聞 2006/8/7
「キャッサバ」イモがなる熱帯低木であり、イドシナ諸国で盛んに栽培されている。石油の輸入依存度が高く、代替エネルギーの導入に力を入れているタイでは、2005年に2011年までにすべてのガソリンをエタノール混合に切り替える方針を打ち出した。生産量は年間2000万トン前後で世界生産の10%ほどだが、600-800万トンは輸出し、世界取引量の70-80%をおさえている。輸出国の中国でもエタノールに精製する動きが盛んである。また、タイの耕作用地は少ないため、カンボジア側に活路をもとめている。農民生活向上を支援する 国際NGO「CIAT」の指導員ティン・ムアン・アイさんは、バイオ燃料の原料として脱石油に貢献する一方、貧しい農民の生活向上に役立つと・・・。ただ土壌流失などの環境破壊を防ぎながら収量を上げる工夫が必要であると話す。