高山植物の保護
・毎日新聞 2006/7/11
ブナの1年生が背丈を競っているブナ林を抜ける、アカネズミ、ヒメネズミとカタツムリの市外を多数確認。雪解けの斜面に、純白のヒナザクラとピンクのイワカガミの大群落を楽しむ。さらに進めばなんと緑の草地が出現。正体はタンポポ、クローバー、ヨモギ、スギナ、スイバと下界の雑草たちだ。現場は登山道整備完了地点、工事用の土にまぎれて種子や胞子が下界から持ち込まれたものだ。定着の可能性は大きい 日本は島国で各山頂部に孤立して生きのびてきた固有の高山植物が多い。温暖化による残雪減少、乾燥化の問題、高山植物保護は急を要する。