赤城おろし・・・防風林
・毎日新聞 20
06/6/23
熊谷スポーツ文化公園は埼玉県最大の総合運動施設で60万人以上が利用している。さいたま博覧会(88年)会場跡地を中心に1991年、ラグビー場やソフトボール場などから開設された。順次拡張され2004年のさいたま国体メーン会場に使われた陸上競技場などが約100ヘクタールの敷地に配置されている。公園内の施設周辺には成木が植栽され、緑地が形成されているが公園の西端にある西第1多目的運動場は、北川が農地に面して「赤城おろし」にさらされる吹きさらしの立地だ。公園側は以前から防風林をかねた植栽の必要性を感じていたが、県の財政難で着手できないままであった。しかし、このたびの植樹祭が行われることとなった。公園所長の曽根清治さんは「植樹は緑化はもちろん、ボランティアの皆さんに施設を知ってもらう機会になるので歓迎しています」と話す。