木炭筏は間伐材利用
・毎日新聞 2006/6/21
2002年に大学教員、土木・造園の技術者ら15人で結成されたNPO法人「とよあしはら」が考案した木炭いかだが、長野県塩尻市のみどり湖や山形県南陽市の白竜湖などの全国8都県、27ヵ所の湖沼に浮かんでいる。いかだには木炭入りの袋にアシやハナショウブなどが植えられ、取り付けられており、水生植物は汚れの原因となるリンや窒素を栄養分にして育ち、木炭に住み着く微生物が水の汚れを分解して、汚濁水をきれいにしてくれる。材料は上流域で安く手に入るので、1基10万~15万程度で、丸太と竹をロープで井げた状に組み上げた3.5メートル四方のものは、大人10人なら2時間ほどで作れる。また木炭には間伐材を使用しており、水源林整備にも一役買っている。