六甲山のマザーツリー
・産経新聞 2006/5/22
兵庫県神戸市では、六高山が瀬戸内海国立公園に編入されてから50年がたったことを記念し、山のシンボルとなる巨木「六高山マザーツリー(母なる木)」選びを行っている。幹回り20メートル以上のものを目安とし、巨木としての風格や樹高も考慮し、シンボルにふさわしい巨木を、市民に探してもらう試みである。また、さらに見事な巨木が発見された場合「グランドマザーツリー」に選定することも検討している。六高山は古くから山の荒廃が始まっていたと推測されているが、100年程前に、水災害防止や、水源の水質確保を目的とし、植林が始められた。森林の歴史は浅いが、山の中にはあちこちに巨木がそびえている。