日之影町の森林セラピー
・産経新聞 2006/5/16
森の景色や香り、音や肌触りなど、心身に五感を通じて元気を取り戻す「森林セラピー」が今、注目を集めている。「森林セラピー」には、リハビリテーションの効果的なメニューの確立や、森林を使った健康増進なども含まれ、内容は幅広い。平成16年には、産学官で作る「森林セラピー研究会」が林野庁を中心にして発足された。研究会では、今まで体験的に知られてきた森林のリラックス効果を、ストレスを受けた時に分泌されるホルモンや、脈拍、血圧などを都市と森林とそれぞれで測定、比較し、科学的に評価した。今年の4月には、生理・心理効果が大きく、整備の優れた、全国の森林のうち6ヵ所を「森林セラピー基地」として認定。そのうちの4ヵ所は、「セラピーロード」に認定された。基地に認定された宮崎県日之影町の森林セラピー推進係では、癒しを求める多くの人を集めたい、また地域振興に繋がってほしいと話す。