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新聞からの木の豆情報

住宅に国産材時代へ

・読売新聞  2004/7/9
シックハウス症候群は定義があいまいだが、アトピー性皮膚炎を含めると6-15歳で19.8%、16歳以上で22.1%が発祥しているという。保育園やマンションで損害賠償を求める集団訴訟も起きている。 国産材住宅推進協会(大阪)によれば、国産のスギやヒノキは湿気やシロアリに強いので、外国産材のように薬剤処理をする必要がない。内装も無垢材なら、接着剤を使わずに施工できることから国産材が注目されている。 国産材は1970年ごろから、安い外国産材に押され、木材の全供給量の内、国産材の割合は2割以下と落ち込み、国産スギ価格の低落傾向が続いている。しかし、行き過ぎた伐採でロシア材やニュージーランド材が不足。経済発展が進む中国での需要の高まりにより、92年の国産スギの中丸太が、米国産のツガより安くなっている。 産地でも国産材の新しい利用を提案する動きがあり、国産住宅住宅推進協会代表の北山康子さんは「消費者がいろいろとスギやヒノキを使うことが林業支援になり、さらに、消費者に便利な流通の形につながる。」と語る。国産材の利用が進むことにより、森はよみがえるだろう。

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