1. HOME
2. 木の情報発信基地Top
3. 10.木の知識
4. 新聞からの木の豆情報 TOP
5. 2004年Top

広島県宮島町杉の浦の国有林で、国宝や重文などの伝統的建造物の屋根を葺く「檜皮」の本格的な採取が初めて行われている。現地では七日、「全国社寺等屋根工事技術保存会」の原皮師の九人が、木製のヘラで「荒皮」と呼ばれる外樹皮を次々とはぎ取っていった。台風の被害で檜皮葺き屋根の約三割が損傷した同町の厳島神社でも、一部が使われる予定であり、指導員の村岡伸康さんは「宮島の檜皮は粘りがあって質がいい。自分でむいた皮が文化財として残るのは誇り」と話していた。