1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 10.木の知識
  4. 新聞からの木の豆情報 TOP
  5. 2005年
  6. 足枝に木の町の名残
新聞からの木の豆情報

足枝に木の町の名残

・日本経済新聞  2005/10/1
東京都無形文化財の「木場の角乗り」は水に浮かぶ角材を紀陽に足で回し、その上で様々な技を披露するバランス芸だ。区民祭りが開かれる木場公園の池が舞台となる。東京都江東区は1701年に材木問屋らが掘りや橋を作り始め、木材取引の中心として発展した。木材問屋や仲買、皮に浮かんだ木材を集める川並、いかだ師、荷揚げの職人らの町だった。その中で、川や堀に浮かぶ木を飛び歩き木材の尺や太さを測り直して検品し、問屋に運び、きれいに並べたのが川並で、「木場の角乗り」はその見事な足技を余興として楽しんだのが始まりとも言われる。しかし、今は現役の川並はいない。川並がいたのは昭和まで小学生を含めた保存会のメンバーが毎年5月から角乗りの練習に励み、伝統を受け継ぐ。練習むなしく、角材から転落することもしばしばあるが、芸達者ぞろいだった昔と異なり、失敗もご愛嬌。伝統の技を皆で守りたいという心意気に下町の人情を感じられる。

▲目次に戻る

創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
お問い合わせ  著作権・サイト関係  サイトマップ  迷子になった場合  V9.0
©1996-2024 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.