森林ボランティアリーダーを養成
・産経新聞 2005/10/4
市民参加で森林整備を進めるため河内長野市が「森林ボランティアリーダー養成講座」を開講した。全国の都道府県の中で森林面積が最小の大阪にあって、同市は面積の約7割を森林が占め、70%が人工林で「河内林業地」で生産される木材は有料材として知られ、現在は「おおさか河内材」の名称でブランド化が進められている。しかし、木材価格の低迷や林業に従事する人の高齢化などで手入れが行き届かず、荒れた森林が増加している。一方で、市民の間では森林の持つ役割への関心が高く、自然とのふれあいを求める人もいることから、市民の期待に応えるとともに、「河内林業」の活性化を目指し、市民参加による森林整備を計画した。講座は活動のリーダーとなる人材育成を目的とされ、一般募集した。集まった受講生は30人で、50代後半から60代前半が中心だが、18歳(最年少)や76歳(最高齢)の人も参加している。講座は森林公園「岩湧の森」の四季彩館で開講し、同市内の森林の現状と河内林業についてや「岩湧の森」の自然についての義がされた。