自然守る間伐材の魚礁
・読売新聞 2005/10/1
大阪府南部の岬町小島漁協の漁師らが、沿岸の森林を保全するために間伐したヒノキを活用し人口魚礁を作りをすすめている。2001年に木材を使った魚礁を20基作り、岬町沖に沈めた。2004年に水中カメラで調べたところ、カサゴ、アジなどが生息し木製魚礁の効果が高いことを確認した。そこで今後5年計画で計50基の木製魚礁を漁場に沈めるという。貝塚市蕎原での間伐作業で出たヒノキ材を転用。2005年4月から5ヶ月で延べ人数200人の漁業者が仕事の合間に作業をした。山原組合長は「木の魚礁葉自然にも優しく、魚も定着しやすい。これからも効果を見守りたい」とはなしている。