くだものに夢
・読売新聞 2005/8/29
滋賀県東近江市郊外の田園に広がる丘陵地で、4年前、20歳から果樹園の運営に挑戦している女性がいる。その女性、平井順子さんは高校卒業後、県立農業大学校に進学。そこの2年生の夏、実習で訪れた中野よし子さんの果樹園に魅せられ、卒業後中野さんの果樹園の一部(127アールの内、57アール)を任され、ナシ、モモ、カキなどの果樹を育てている。実がつかなかったり、台風り被害にあったりと、利益がでるまで4年の歳月がかかった。収穫した果実は近くの直売所にならび、順子さんは「おいしかったのひとことが何よりの励み、地域の果樹栽培をもっと盛り上げたい」と目標にむかってひたむきにがんばっている。