街路樹多難 (東京都)
・日本経済新聞 2005/7/7
東京の表参道に面した商店主らで組織する商店街振興組合「原宿表参道欅会」では、街路樹を地域ぐるみで保護していこうと乗り出した。沿道には163本のケヤキ並木があり、植樹後85年以上経過した老木も少なくない。6月からケヤキ並木の「健康診断」をスタートさせたほか、街路樹がねずみの住処などにならないように歩道、植え込みなどの清掃を続けている。樹木医で街路樹診断協会の大島さんは、「地域のこうした地道な取り組みが街路樹の保護につながり、街路樹の恩恵の一つである地域の一体感を生むことになる」と話す。