秋田スギ、対中輸出に活路
・日本経済新聞 2005/6/27
秋田県内の木材、住宅関連企業(伊藤建友)が秋田スギの中国向け輸出に動き出した。これは天然スギの減少、住宅着工数の減少で林業の基盤が揺らぐ中、新しい活路を求めての巨大市場に挑む。04年7月に現地企業と折半出費で徳清伊藤建設公司を設立し、中国での木造住宅事業に本格的に進出。冨裕層をターゲットとしているが、中国では、新しい文化を根付かせる苦労があるとのこと。また、土地の私有が認められない中国で住宅を販売するには、政府の宅地開発や都市再開発事業などに参加できるかどうかカギを握る。木材産業の衰退に悩む地方自治体も進出を後押ししている。