ブナの不作が原因
・読売新聞 2005/6/15
昨年のツキノワグマ頻繁出没原因を環境省が調査結果としてブナの不作が原因だと公表した。昨年捕獲されたツキノワグマは全国で2222頭で、平年の2.3倍であった。クマのえさになる木の実は、標高の高い地域に多いブナであり、これが不作で、低い地域のコナラが豊作だったため、クマが低い地域に移動したと指摘。また、里地里山に手が入らなくなり、エサや隠れ場所が増えたのも原因のひとつとしている。今後里地里山の整備も進めるべきと提言。今年は北陸、東北地方のブナは豊作が見込まれ、昨年のようにクマが頻繁に出没することはなさそうとのこと。