CO2吸収、間伐が有効
・日本経済新聞 2005/5/30
森林総合研究所は森林を間伐などによって手入れすることにより、二酸化炭素の吸収が増加するとの研究結果をまとめた。無間伐林と間伐林を比べた場合、間伐林の方が最大で15%以上も成長し、その分二酸化炭素を吸収していた。これは全国21ヶ所の試験林での比較実験の結果判明した。また、植えてから50年ほど経過し、生育しきった木では成長力が衰え間伐の効果が出ないことも判明した。京都議定書で定められた森林による二酸化炭素の吸収には、間伐や下草刈りなどの手入れをしない森林は、削減量とはならない。森林総研は手入れがどの程度増やすか研究を進めている。