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新聞からの木の豆情報

途上国こそ環境保護を

・読売新聞  2004/10/18
今年のノーベル平和賞受賞が決まったケニアの女性環境活動家ワンガリ・マータイさん(64)は16日、ナイロビで本紙との単独会見に応じ、「開発のために木を切り倒すことは、途上国をさらに貧しくさせる」と、途上国でこそ環境保護が重要と訴えた。 また、日本政府開発援助(ODA)で建設されたケニア西部ダム計画の反対については、発電の多くを水力に頼るケニアで、ダム建設は環境との調和が不可欠だと指摘した。さらに「ノーベル賞の賞金を使ってダム上流に植林したい」と述べ、今後もこの問題にかかわっていく考えを示した。 古里の環境破壊に気づいた70年代、女性による植樹活動「グリーン・ベルト運動」を1977年に立ち上げた。集落では植樹の講習会を開きながら、開発と環境保護の共存を訴え、生活苦から森林を切り倒す農民に、植樹こそが貧困を脱する道だと説いた。 27年間の植樹活動で、植樹したのは約3000万本。古里の環境破壊への危機感から始まった「緑の運動」は、アフリカの大地にしっかり根付いていった。 一方、日本については「緑がたくさんあっていいわねえ」とうらやんでいた。

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