京都にある国宝・平等院鳳凰堂で56年ぶりの「平成修理」の準備作業進み、25日素屋根の木組みが完成した。高さ17メートル、スギ丸太(木材用語では、スギ足場丸太という)5000本使用。木組みに使われているのは、丸太と針金だけである。丸太は長いもので10メートル以上、重さ約300キロ、中には電柱を再利用したものもある。このあと鉄板の屋根を取り付け、周囲にシートを張って完成する。丸太を使った素屋根作りを採用したのは、文化財修復技術継承のためである。