兵庫県姫路市では、世界文化遺産である「姫路城」の石垣に「ニワウルシ」中国産の外来植物が大繁殖している。このことは固有種の生息域が侵されるというだけではなく、石垣損傷の危険性まで浮上し、姫路市では、除去に乗り出した。ニワウルシは生物多様性に悪影響を及ぼす注意種に指定され、高さが1.5メートルを超えると伸びた根が硬くなるという特徴がある。また日本と中国の生態系が似ているため、日本の固有種が交配によって外来種に置き換わってしまう場合があるので、中国産が危険視されている。