生物の宝庫でもあるアマゾンの環境破壊に悩んできたブラジル、ここで森を育てつつ営む農法がビジネスとしても成功しつつあるという。アマゾン河口から約200キロのところに日本からの移民入植地トメアスがある。ここにはアサイー・マンゴー・ヤシなど数十種類の換金作物の畑が広がる。かつてはコショウ栽培をしていたが、病害・水害に悩まされてきたが、今は30メートルを越える高木から低木まで広がるジャングルのような畑の形をとっている。トメアス農協の果肉加工場では、15種類、4500トンの生産をしている。また、トメアス農協では、2006年から地域の農家に技術指導を続け、森を焼いて作物を植えていた農家も、除々に農法を転換しつつあるという。