森林インストラクターの坂斎明さんは、100人以上の県民が参加する神奈川の水源林整備活動のスタッフの一人で、森作りをする人である。鬱蒼と生い茂る森は、間伐や草刈りをする事によって、荒れて真っ暗だった森の天井から光が差し込むようになるのである。1~2年後にはヤマユリやスミレといった丈の低い花も咲き始めるそうだ。永く眠っていた草木が目覚め、豊かな森になってゆく。都会では感じられない感覚を、森は見せてくれるのである。