奈良県吉野町で、吉野の歴史やサクラの状況などを学ぶ「吉野山サマースクール~親子で学ぶ吉野桜~」に、6、7日、大阪、兵庫、奈良など各府県の10組36人の親子連れが参加した。主催は、吉野の桜を守る会、吉野山保勝会、読売新聞社である。開校式は吉野山ふるさとセンターで行われ、「吉野山の桜は日本人の心の象徴。実際に触れて吉野のことを好きになってください」と北岡篤町長は挨拶を行い、参加者らはサクランボから取り出した種を鉢植えに植えた。桜の種を入れた紙の小袋を取り付けた日光で分解するプラスチック製の風船を約80個空に飛ばした。参加者である小学5年の吉井希奈さんは「風船が空に咲く花のようできれいだった。吉野の桜も全国で咲いてほしい」と話している。