読売新聞東京本社は、日本自然保護協会(NACS-J)と共同で市民参加型の環境教育プログラム「自然しらべ2011『蝶の分布今・昔』」を開始した。始めた。蝶の幼虫が食べる植物は種ごとに決まっており、食草や食樹と呼ばれている。お目当ての蝶と出会う早道は食草・食樹を見つける事である。だ。日本自然保護協会の広瀬光子さんが食草・食樹探しにぴったりと指定したのが、東京の新宿御苑である。エノキの幼木を見つけた。これは国蝶とされるオオムラサキやゴマダラチョウなどの食樹である。だ。ただ、すぐ近くにあるムクノキと生え方がそっくりで若い木だと判断しづらい事がある。そんな時は、葉っぱを触ってみると違いが一目瞭然である。エノキの葉に蝶が止まった。外来種のアカボシゴマダラである。次は、しょうのう(防虫などに使用)に似た香りが特徴のクスノキである。クスノキは、アオスジアゲハの食樹である。