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新聞からの木の豆情報

間伐材生かして守る

・読売新聞 2011/7/29

奈良県天理市の知的障害者更生施設「そよかぜ」。ここで作っているのは、県の特産吉野ヒノキの端材を利用した「やさしい積み木」だ。ぬくもりのある手触り、無着色で赤ちゃんが口に含んでも安心。一つ一つが丁寧に手作りされている。それゆえ、ひと月に最大40セットしか作れない。製品を企画したNPO法人「まどり」のモデルルームが大阪府枚方(ひらかた)市にある。日中なら照明をつけなくても十分明るい雰囲気である。テーブルや棚など、間伐材を利用した家具が展示されていた。実際に森を訪ねて保全を考える事は大事な事だが、そうした間伐材などを利用した製品を購入して親しむ事も森の保全に直結するのだと感じた。モデルルームの床板は、足裏をやさしく包み込むような感触である。

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