19日、サントリーホールディングスは地下水の水源となる森林を守る「天然水の森」活動として、森林整備と研究助成の協定を東京大学院農学生命科学研究科と結んだことを発表した。13か所目の協定の締結であり、埼玉県秩父市にある同研究科の演習林の一部である約1920ヘクタールが対象となる。これにより、「天然水の森」の総面積は約7000ヘクタールとなり、2003年の活動開始から8年目で目標を達成した。同社が国内工場で使用する年間の地下水のすべてを賄うことができる広さを確保できたという。このほかに、同活動では天然水製造工場の周辺などを中心に間伐や動植物の生息調査などを実施している。