男性が山で木を切るというイメージが強い林業だが、林業のイメージから最も遠い、都会の女子が林業を変える。京都の女子大生が「林業女子会@京都」を2010年の7月に立ち上げ活動している。「林業女子会@京都」とは、日々の暮らしの中で林業を応援し、未来を考えようという女子の集まり。「山に生きる女子、山の恵みに生きる女子」をモットーとし、力仕事だけではなくソフト面でも活躍できる林業女子の 参画を活動テーマに掲げている。平均年齢も20代のメンバーで京都の女子大生を中心に、建築士や会社役員なども含めて現在約30人。家の柱や家具、雑誌等の紙も木から作られ、身近な場面で木を用いることは多く、女性の生活にも林業は欠かせない。ライフスタイルとして、山とつながり、100年先を考えられる余裕のある女子が増えると、未来はきっと明るくなる。国土の7割を森林面積が占めているが、木材自給率は、わずか3割程度しかなく林業の衰退が著しい。女性の目線と力で日本の林業に活力を与えていくかもしれない。