大阪府寝屋川市の京阪萱島駅の大阪方面行のホームには屋根の上から顔を出すクスノキがある。高さ約20メートル、幹回り約7メートルで萱島神社のご神木としてまつられている。昭和47年に着工された高架複々線化工事で、住民の要望を受け、クスノキを取り込んだ駅が設計されたという。京阪電鉄は萱島駅の風景を先月リニューアルしたホームページのトップ画面に採用し、「地域の皆様との距離の近さを象徴する風景。これからも大切にしていきたい」(広報担当)としている。「京阪利用者なら誰 でも知っている有名な風景。ホームで電車を待っているとき、上から鳥の鳴き声がしてなごみます」と京阪利用者の女性から投稿され、「ご神木だけに電車の安全な運行 を守ってもらえるようですね」とデスクの藪伸太郎さんは話し、今回萱島駅のクスノキは珍風景に選ばれた。