坂本龍一氏は2007年から森づくりの活動をしている。最近では、新潟県の新津丘陵の森に入ると間伐されているため、日光が入り美しいという。間伐された木は放置されるのではなく、木質燃料に加工しているという。その木質燃料の取り組みをしているのが、新潟市と木質ペレット推進協議会、坂本氏が主宰する森林保全団体モア・トゥリーズである。森林づくりとペレットの利用を進める協定をむすんでいる。森林整備などで得た二酸化炭素の排出削減分を企業に販売し、その利益を保全活動に還元している。モア・トゥリーズが協力している森は、国内で8か所になり、予想を上回るペースでふえているという。一人の人間として、ぼくらが享受した自然環境を次の世代にも残していきたいと話す。