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新聞からの木の豆情報

万博記念公園の森

・読売新聞 2011/9/8

大阪府吹田市にある万博記念公園は、1970年に開催された万国博覧会の後、会場跡地に数多くの樹木植えられている。もともとこの一帯は小高い丘に竹林が広がる地区であっが、現在は高さ約65メートルの「太陽の塔」がそびえる緑豊かな公園として知られている。絶滅が心配されているオオタカが5年連続で公園内に巣を作ったり、都市部に多いとされるクマゼミよりも、アブラゼミやニイニイゼミの方が多いことがわかった。これらは、公園の自然環境が豊かなことを示している。餌となるクヌギの樹液を求めて、10年以上前からカブトムシも見られるようになった。公園内の「自然観察学習館」では生き物や植物について学ぶことができる。万博で使われた建物基礎部分のコンクリートの上に土を盛り約40年かけて築かれた「万博の森」は、人だけでなくいろんな生き物が集う貴重な空間となっているのである。

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