出雲大社の千家尊祐宮司は5月7日、「平成の大遷宮」に伴い、国宝である大屋根修理中の本殿を8月~9月の計18日間、特別公開すると発表した。公開は大屋根を覆う檜皮の葺き替え前に行われるため、檜皮を取り除いた大屋根をみることができる。檜皮の下に板が3重に重ねられた本殿大屋根は、板の継ぎ目には漆を充填するなど雨漏れ防止対策が施される。このような大社独自の建築方法が確認や屋根の飾り金具や、数百年が経過した大梁もみることができる。