兵庫県西宮市にある日本熊森協会は、森林保護にいて学術的に研究に取り組む場を設置しようということで、4月10日に「日本奥山保全・復元学会」を設立した。人工林を自然の森に復元するための方法を議論し、政府に自然の森の復元を国策として進めてもらおうとするものである。会の発起人は北海道野生動物研究所の門崎所長ら14名である。日本熊森協会によると、国内の山では、ヒノキ、スギの人工林が資材調達のため、国策で進められたが、これらの針葉樹は野生動物の餌にはならず、また、手入れされず育ちすぎた木々は日光を遮断したため、ほかの植物の成長を妨げた。その結果、野生動物は餌のため人里に現れ、駆除されるようになったと話す。