大阪府と大学と民間企業がいっしょになり、都市のヒートアイランド対策に間伐材を役立てるという全国初の「国産材を活用したヒートアイランド対策協議会」が発足。4月5日に大阪市内で会見で関係者は「温暖化対策で間伐材の利用は抜け落ちている。効果的というデータをしっかりと示して、普及啓発していきたい」と話した。協議会は府や府木材連合会、大学教授や木材会社も入って構成している。昨年秋、大阪市北区の中之島で実施した間伐材を川の護岸壁にはり付ける実験では、周辺より約3度温度を下げる効果があったという。この実験を受けて、協議会は東京と大阪のビル壁面に間伐材をはり付けるなどの大規模な実験を1年かけて実施。2011年、春ごろまでに成果をまとめ、間伐材がヒートアイランド対策に有効であることを立証、アピールする計画である。