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新聞からの木の豆情報

こけしとカブトムシ

・読売新聞 2010/3/29

福島市の土湯温泉は、江戸時代から続く「土湯こけし」で有名な地だ。この土湯温泉で現在様々なエコ活動が行われている。例えば、木くずを使ってカブトムシの繁殖や高温の源泉を暖房に使い始めたりしている。これまでこけしを作る際に出ていた、材料である山桜などの木くずは焼却処分されていた。しかし、過去には山や畑に捨てられた木くずがカブトムシの産卵場所になっていた時もあった。これをヒントに、「土湯伝統こけし工人組合」は2003年にカブトムシの繁殖所として、木くずや落ち葉を入れた枠を作り、さらにこの中でできた腐葉土を温泉街の花壇に使うようにした。結果、焼却しなければならない木くずはなくなり、ゴミの減量に繋がった。2010年度からは、この枠を2倍に増やし、1ヶ月に約1.8トンも出る木くずをすべて活用していく方針である。

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