奈良県の吉野山は、桜の名所とされているが立ち枯れなどの被害が指摘されている所でもある。そこで、桜の保護活動の団体「吉野山保勝会」が、初めての住民説明会を開き、参加者に桜が衰退している現状と植樹についての今後の方針などを説明した。立ち枯れの原因は、樹勢が衰えた桜の木に繁殖したコケや菌類によるもので、音波を用いての幹の診断の結果、腐食による空洞が多く確認されたという。そこから、土壌が樹木を腐らせる菌に汚染されていると報告した。